ANSVEN / Diary.1

2025.2.9

スキンヘッドの男は新宿三丁目の「九龍」にいた。男は細い路地裏にひっそりと佇む香港屋台には似つかわしくない上下ブラックのタイトなスーツという出で立ちで、青島ビールを飲みながら話している。古代ギリシアについて。側から見ると変な光景だっただろう。

卓を囲う他の三人の共通点は一つ。それぞれスキンヘッドの男の友人ということだけだった。

二時間ほど全員で話をした結果、四人で下北沢に部屋を借りることになった。

グループ名は紆余曲折したが「ANSVEN」という名前に決まった。