-001- PLAIN TROUSERS / Diary.3

2025.2.18

[PLAIN]:飾り気のない、あっさりした。直訳すると飾り気のないパンツ。

目指した着地点は、「米・パン・麺」のような存在。着こなしを限定しない事。

何度も線を引き直し微調整を行なって絶妙な塩梅に仕立てた。

特筆すべきは一目見て分かる腰回りの上品さ、気品の漂い、揺るぎのないフィット感。それを際立たせるウエストベルト、ベルトループ、トップボタンの排除。この腰回りこそがPLAIN TROUSERSの「真髄」。

他の要素やディテール、シルエットの決定は簡単だった。腰回りのデザインが決まるとそれに呼応するようにすんなり決まった。

ノータック、股上やや深め、ややワイドなストレート。どんなスタイルに組み込むのも容易な形。

素材は、今回サンプル作成したのは4つ。

手染めのコーデュロイ(BK), vintage wool(2種), コットンベンタイル。

手染めコーデュロイはとにかく生地の表情が良い。巷でよく見るコーデュロイとは正直別物。雰囲気として一番近しいのは、1910S~30SぐらいのFrenchVintageで退色したコーデュロイの生地。

綺麗に染まったブラックで、生地がコーデュロイ、尚且つこのシルエットだと、印象が重すぎる。この生地だから為せる業。

コーデュロイという生地自体がカジュアルすぎる。そこにステッチやデザインが入れば入るほど、さらにカジュアルになる。それを、手染め生地とステッチレスなデザインが壊す。コーデュロイへの最適なアプローチ。

言わば、チョコレートケーキとオレンジピール理論。

サンプルのvintage woolは、どちらも英国製のウール。ハリ、コシがあるwool。

みんな大好きsuper120みたいな柔らかいウールではない。

この質実剛健なウールが腰回りのデザインとよく合う。

そしてVENTILE。

生地としての価値・性能は言わずもがな。VENTILEの生地の素晴らしさについてはここではあえて割愛させていただく。(気になる人はネットの海に転がるVENTILEについての記事を是非。)

生地としてはすごくメジャーなだけに、オリジナルのネイビーやリプロダクト品で見るカーキ、ブラウン、あたりは避けたかった。(←もちろんかっこいい)

色は”チャコール”にした。理由はモダン、都会的な感じだから。

英国海軍の兵士の生存率を上げるために開発されたVENTILEという生地に対する反逆。真逆の価値観。

デザインも軍パンとは相反してサラッとしているのが皮肉っぽくて良い。

今回の-001- Plain Trousersは、オーダーサイズに合わせて型紙から全てオールハンドメイドにて製作します。

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price:¥40,000〜 (税込)

material:① 手染めコーデュロイ(BK)

    ② VENTILE COTTON(チャコール) *要望があれば他カラーのご案内可能。

    ③ (主に)vintage Deadstock 生地 (各種) *商品詳細ページに提案できる生地のサンプル画像を載

せておきます。

size:made to order *ウエストサイズ、希望の総丈をご連絡下さい。

  *モデル(178cm)着用サイズ

ウエスト股上股下総丈わたり幅裾幅
75.0cm35.0cm73.0cm104.7cm34.5cm26.0cm

lead time:注文からだいたい30~45日ほど。

attention:生地の特性や厚みにより、若干縫製仕様が異なります。ご了承下さい。

その他、裾の処理(切りっぱなし、ダブル、etc…)など変更したい部分があればご連絡ください。対応できるものは頑張ります。

ご不明点あればなんでもご連絡ください。

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世の中に溢れかえる数多のプロダクト。良い悪いも千差万別。

自分のための一着を仕立てるというのは、ただお金を払って服を買う事とは別物。

真心込めて作らせて頂きます。