服の値段

2025.6.19

服の値段についての話。

今回値段について考えるのは以下の条件とする。

・アイテム:スラックス(サイドポケット2つ、後ろポケット2つ、フロントファスナー、裏無し) 

・表地:国産のwool100%(生地幅120cm) 生地単価:@1,700/m

・店頭(直営店では無い)での販売価格:¥44,000-(in tax)

・下代(お店に卸す値段)は65%とする。

・作成枚数:100本 2色2サイズ展開

・パターンは外注作成、サンプルはファーストサンプルのみ。

・OEM会社(簡単に言うと仲介業者)を1社通しての国内縫製とする。

*ファスナー、ボタン、ホック、芯地などは考えないものとする。

作るのにどれだけお金がかかるかを考える。

材料費

パンツの用尺は2.0m/着として(考えやすいので)、100本作るのに200m必要。

とすると200(用尺)×1,700(生地単価)=340,000 

製作費

今回はOEMが20%利益を取るとする。

パターン費用は@20,000、グレーディング費用はざっくり@5000、パターン紙出しで@5000

サンプル縫製料金は@25,000として1回で終わるとする。

国内縫製工場だと上記の数量、仕様で@4,500/着はする。

裁断工賃は縫製工賃の10%とする。

プレス工場でのプレス費用は@300/着。

とすると20,000+5,000+5,000+25,000+(4,500+500+300)×1.2×100(作成枚数)=691,000

材料費と製作費でざっくり103万円。今回は送料や梱包費用なんかも全て省いいるし、パターン、サンプル、量産で全くミスがない前提での金額になっている。そんなことはまず無いが、、、

こうしてできた100本のパンツを売るとする。100本全てを卸売りする場合に下代を65%としているので、44,000×0.65×100=2,860,000

こういった数字を真剣に考えると、服を見る目も変わってくるかもしれない。